農業政策の転換
米の減反政策の転換が、まさかこのような米不足により解消するとは、誰もが考えていなかった。まさか、米の需給が均衡したといってもいいが・・。これは政策以前の統計データ―の間違いによる、需給調整が、国が間違ったことにある。
農業政策での減反は、農業の従事者にとっては、不満もあるがそれなりに機能して、生産調整が進んだことは間違いない。ここで生産量の見積もりとここのところのインバンド等による、需要の見通しが甘かったように思える。
以前は、米は、食糧庁なる機能があり、一元的に生産、需給調整が出来ていたが・・・。行政改革の名も元に、自由販売となった。それでも農業協同組合が機能をして、その大部分を買い上げていたので、生産量も把握でした。これが、俗に、買い取り業者が増える毎にその生産量をはく出来なくなったと想定される。
これが気がつきき、生産量の把握方式を修正をしておけば、需要が増えても対応はできたと想定される。市場経済そのものに基づく値上がりである。勿論これで、農家以外の業者は、利益を得たと思われる。
課題は、この値上がりであるが、数年は、継続すると思われるがそれなりに価格に落ち着くだろうと思ている。どこが適正価格は、想定は出来ないが、米の再生産等の必要な価格と、市場の適正な価格で決まると思われる。
心配なのは、米の生産は確実に増えているが、それにまして、生産コストの転嫁は仕方がないが、それ以上に、買い入れ価格(集荷業者の仕入れ価格)が高騰をしているとの報道である。(👈今朝の地元新聞の一面記事)
価格上昇に伴い、タイ米、カルフォルニア米の関税を払っても、輸入しても対応できるような価格になると、これまた、米の生産者としては、困るだろうと思える。このあたりの施策でどのような展望があるのか、心配でもある。新たなコメ政策が必要な時期である。
今更、どうにもならないが、今朝の新聞を見て、農家を継げなかった人が、心配をしている状態である。
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