高額療養費制度のいくえ
今年8月に予定していた「高額療養費制度」の自己負担上限額引き上げの実施を見送ることになった。方針転換は3度目となり、党内外から批判の声も集まっている。これが、参議院での予算委員会である。
ここに課題があるのは、この自己負担上限額の引き上げ案を提案をするにあたり、世論の声を聞いていなかったことである。答弁では、保健医療の健全性を維持するためとのことであるが、それなら、これを貫くべきであった。
やっぱり、選挙で支持が下がるのを危惧をした配慮かと思える。しかし、これは与党議員への配慮ではあるが、政府原案までに、このような政策があることを承知して居なかった議員、まさかこれ程反響があると思っていなかった厚生族議員の失策である。
保険というのは、いつも言ってますけど、多くの人が少しずつお金を出して、本当に困っている人を、そのお金で助けるということが趣旨 医療費が年々、上がっていくことへの対応も必要と訴え、基本的には4割は税金であるので、これこそ財政の使い道の選択だと思える。
それぞれに族議員がいるわけであるが、減税志向での、政策の優先度を、党利党略、選挙に絡み、少数与党政権は、ちょっと紆余曲折はあるが、これが本来かと思える。それぞれの主張の妥協点が、国民の妥協点と一致するのが、民主主義ののような気もする。
私も含めて、高齢者、長期の高額治療患者に取っては、深刻な課題であるが、これは、少なくても与党、野党を含めて、主義に関係なく、考え方の違いであるから、納得できるポイントは見つかる筈である。
因みに、確定申告後に、後期高齢者健康保険組合から、高額医療費の返還がありました。この適用を受けたのは、初めてのことで、口座をしてしました。返還された金額は286円でした。
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私は月一ですが、週に何度も通院されている方には死活問題ですよね
投稿: 玉ヰひろた | 2025年3月12日 (水) 11:11
確かにそうですが、どこかの財源を削る必要がありますね。後年度に負担をする赤字国債もどこかに閾値があると思われす。
財源を見つけるのは、野党の与党化の時に力になると思います。どっちもどっちで、選挙だけのような気もします。
これこそが、保険だと思っていましたが・・。
投稿: hide ひで | 2025年3月12日 (水) 11:44