ホンダと日産の経営統合破談
ホンダと日産は持ち株会社を前提に統合協議を進めてきましたが、経営統合は破談になったとのことです。素人には分からなかったことですが、日産の業績は深刻であったようです。
この機に、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業による経営参画が見込まれ、これを避けるためのホンダとの経営統合であったようです。
経営統合の話題も、突然の報道でビックリしましたが、業界のM&Aはこうして進むのかと思いました。しかし、詳細が詰まっていなかった段階でのスクープ・報道発表であったようです。これは、双方の経営陣の失策であり、株主総会等で話題になるかと思います。
会社の統合は、力(業績、資金、技術など)関係で決まりますが、対等合併では、その後の組織運営に影を落とすことになります。そうでない場合は、多くは吸収同化を余儀なくされます。文化が違う企業の合併は難しいです。
日産は対等合併で、子会社化を拒んだようですが、業績の責任は経営陣にあります。従業員、関連会社など、底辺を考えると深刻な課題であり、通産省も動いたことは理解できます。知る範囲で、思い出すのは、鴻海が総合家電メーカーのシャープを手に入れた構造と全く同じです。これも時勢かと思えます。
USスチールも似たケースではありますが、経営陣は会社存続のために吸収に応じたケースであり、過去の栄光を捨てて、敵対同業者の軍門に下った訳です。これが、日産との違いです。
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天下り官僚が上層部を占めると言われる日産、経営・資金よりプライドのほうが優先されるのでしょう
投稿: 玉ヰひろた | 2025年2月12日 (水) 16:31
玉ヰひろたさん
私もそう思います。さーーて、どのように動くでしょうかね。いずれにしても、社員、関連会社の影響は最小限にして欲しいですが・・・。ある程度のリストラはは避けらないと思います。
投稿: hide ひで | 2025年2月12日 (水) 21:56