天丼とエッセイ
天丼であるが、天ぷら丼であるが、これがまた奥が深い食べ物である。そういえば、最近食べていないような気がする。今朝その新聞で落語家の林家正蔵さんが、「照る日 曇る日」(連載)で天丼の幸福と題して、母親の海老名香葉子さんが、天丼を食べたいとの一言から、馴染みのお店から、お店の器に入れて、タクシーで運んで、更に冷めないように保温して、スタンバイをして、母の「エビだ!」の笑顔を見て、幸せを感じたことが、エッセイとして書かれていた。
確かに、このようなことは、それ程感じる場面もないが、歳を重ねることに、小さな幸せを感じるものである。特に、能登半島地震で、周りのことを考えると、平穏な日々の無事の中での、ちょっとした小さなことに有難さを感じる。これは、このような感情を持てるようになったのは、少しは、人として、育っているのかとも思えるが、終焉に近づいている証でもある。
海老名香葉子さんエッセイは、戦時中に三平師匠と能登半島の穴水町の戦友との疎開等の縁があっての連載である。テレビでも迎春映像が、特番として放映されたが、多くのお弟子さんが居られた気がしたが、今は、3人だそうです。ゆっくりとした正月のようです。
どうも、連載も、海老名さんに代わり、特別編として、長男の林家正蔵さん、次男の林家三平さんが、兄弟リレーで執筆をされる様である。これもまたユニークで、いいアイデアである。
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