国民（庶民）は我慢か（禍）

コロナ禍とウクライナ戦争の影響で、円安が、進んでいる。これも相対的な国力低下が要因と思われる。市場原理優先で、経済効率を優先した結果と思える。今、経済安全保障でようやく議論が始まったことに期待をしたい。

５０年前は、農業、林業の１次産業での、裕福ではなかったかもしれないが、それなりの暮らしができた。これが１ドル３００円の時代である。これはテレビ番組　「小さな村の物語　イタリア」での暮らしや世襲等をみると、よく似ていると思える。現代の暮らしと伝統が相まってそれなりの暮らしがでいている。

日本では、過疎化が進み、都会志向で、先祖から居住をしている地域を離れてしまっている。（私もそうであるが・・・。自戒を含めて）これは、そこでの暮らしに、満足でききなかったこともあるが、暮らしの環境もなかったように思える。

本当に現代社会は、物質的な、暮らしの向上を図ってくれたが、それなりの暮らしの概念を、失てしまったともいえる。その都会集中が、結果的に経済的な、格差を生んだと思える。

国内で必要なものは、経済的だけだなく、確保しておく戦略が必要だったことが明確になった。それがマスク、衣料品、ガス、電気と連なることになった。これを負担と感じる庶民と、そうでない方々とに分かれた。いつの時世でもこの分断はあるが、１次産業で、きちんと暮らせる時世が、必要であると痛感をしている。恐らく、これは、大きな転機となるような気がする。